◇◆げねらる・ぱうぜ◇◆

おぎりんのエッセイ



皆様こんにちは。オケアンでオーボエを吹いている荻野です。

音色、音程など多くのことに苦労しながら日々練習しております。

オーボエはフルートやクラリネットに比べてさほど有名な楽器ではありません。

しかしさまざまな曲の中でソロをやることが多いので、音においては知名度が高いでしょう。

しかしCDで聞いているような音を出すまでにはかなりの努力が必要なのです。



そもそもオーボエは二枚のリードを振動させて音を出します。

この二枚のリードを振動させて音を出すこと自体難しいのです。

最初のうちはお世辞でもいい音とは言えません。ほんとにチャルメラのような音しか出ません。

音が出るようになってから人前で演奏できるような音になるまで少なくとも1年はかかります。



ねえ、大変でしょ?



おまけに楽器そのものの値段も高いです。

安いもので40万、プロが使うもので70から100万するのです。



ねえ、気が遠くなるでしょ?



さらにオーボエは世界一難しい楽器としてギネスブックに載っているらしい。

どれくらい難しいかというと、「オーボエはトランペットを吹くくらいの体力を必要とし、 かつホルンを吹くくらいの神経を必要とする」くらい難しいのです。

なぜそれほど神経を使わなければならないかというと、油断しているとすぐに音を外してしまうからです。

これによって音楽をぶちこわしてしまうこともあるのです。



これほどデメリットが多い楽器ですが、メリットもあります。さきほど書いたように 美しいソロがたくさんあるということです。

しかしソロが多い曲はできるだけやりたくないと思っているのがオーボエ奏者の本音です。


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